4月16日 相場情報

お客様各位

【4月16日:‪今朝の状况】

※為替(ドル/円):1ドル=126円43銭【‪‪07:00現在】
※N.Y.ダウ: 34451(-113)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:休場
 ②午後売: 休場

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅: 休場
 ④金: 休場

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤原油:休場

※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
 ①ロンドン午前:休場
 ②ロンドン午後:休場
 ③N.Y. : 休場

※ニューヨーク為替引値(円)
 休場

【4月15日:昨日の状況】

※国内銅建値1340円( 4月14日より+20円)

《シンガポールの謎》

※月に一度コラムに掲載している財務省の輸出統計
(銅くず)、今年1月・2月、輸出先としてシンガポ
ールがありました。
※昨年12月まで輸出実績が全くなかった=0トンで
あったので、新たに荷主(輸出者)が、シンガポー
ル向けに輸出を始めたことになります。

※2月の国別数量上位国を再度記しますと、以下の
通り。( )は前月比
1位/中国:17,691(+5,245)  
2位/マレーシア:3,396(+617)
3位/韓国:1,438(+746)  
4位/タイ:1,367(+620)
5位/香港:585(△276)  
★6位/シンガポール:465(△52)

※海外に輸出されている銅くずの内、中国向けだけ
は解体・選別が終わった後の銅くずで、中国にある
需要家が原料として日本から銅・真鍮をを買ってい
ます。

※中国以外の国に輸出されている銅くずは、解体・
選別が終わってない銅くず(雑品・雑線)で、それ
ぞれの国の、需要家ではなく、解体・選別業者が買
っているわけです。

※そもそも、なぜ海外に雑品・雑線が輸出されるか
と言えば、現地の処理費用が安いからです(決して
銅自体の価格が高いわけではない)。
人件費・電気代・ごみ処理費用が日本より安い為、
海外業者の行う処理において、価格競争力が上がり、
結果として海外に流れているわけです。
※さてここで疑問が生まれます。 どこをどうして
も日本より全てのコストが高いシンガポールに、ど
うして雑品・雑線が輸出されているかが不思議です。
あんな狭い国に、中国のように需要家=工場がある
とも思えません。

※考えられるのは、シンガポールに一度輸出された
後、コンテナがtransitされて別の国に、再度輸出さ
れていることです。
それであれば、なぜ、その国に最初から輸出されな
いのか? 謎は深まります。

※雑線(ヤード持込):【4月15日現在】

【1】ワイヤーハーネス:480円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):450円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):400円前後
【4】雑線B :310-340円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】

以上