4月22日 相場情報

《限界突破、、、なのか?》

【4月22日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=154円58銭【08:30現在】

【4月20日:先週末の状況】

※N.Y.ダウ:37,986.40(+211.02)

※ 銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:9749(+132)
 ②午後売:—

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.502(+0.0615)
 ④金:2398.4(+16.1)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤ 83.14(+0.41)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1560円
 ②ロンドン午後:—
 ③N.Y. : 1580円

※ニューヨーク為替引値(円)
154.63-154.65(0-0.01円高)

【4月21日:昨日の状況】

《限界突破、、、なのか?》

※週明け早々暗い話で申し訳ありませんが“荷物が売れない”
という情報をお客様より提供いただきました。 

※事態を簡単に説明します。商社や問屋など現物を扱う方々
は、仮に高い価格の荷物を仕入れても、それをLMEでヘッジ
さえすれば相場損を被ることはありません。
※但しLMEにヘッジするコストもかかる上、現物在庫が掃け
なければ、在庫は増える一方で、在庫するにも資金がかかり
ます。
※商社・問屋の解決方法はただ一つ“現物を掃くこと”です。
つまり需要家である銅のメーカーが「現物を買って」・
「溶解し」・「製品として出荷する」ことです。

※裏を返すと商社・問屋が“荷物が売れない”、とは、つまり
銅メーカーが、現物価格が高過ぎて、現物を買っていないこと
の表れなのです。

※商社・問屋の立場になれば、銅相場は、
8,500$→9,000$→9,500$と上昇して、ヘッジしていれば損
はしない、在庫している現物評価が上がるので、これまた損を
しない、ですが、現物が流れていかない限り、資金需要は増え
る一方です。
※会社が小さい大きいは関係ありません。もともと運転資金1億
円の会社は1・5億円、10億円の会社は15億円、100億円の会社
は150億円、と、今までより余計に資金が必要となる。
※問題は、この資金調達に「限界がある」ということです。

※目下の状況について、各方面に聴取したところ不思議な事態
が起きていると分かりました。
例えば、①(中国)メーカーが契約を破棄して予定数量を買わ
ないとか、②本来現物を買う側のメーカーが余剰荷物を売りに
出したりとか、③商社間・問屋間で現物を押し付け合うような
取引を持ち掛けるなどです。
※メーカーにしても、商社・問屋にしても、これらは全て、資
金調達が厳しく、止むを得ず行っている行為で、そろそろ限界
突破された証なのかもしれません。

※煽るつもりもありませんが、契約で梯子を外されることのな
いよう、皆様、ご注意下さい。

※国内銅建値1540円 (4月19日より+20円)

※雑線(ヤード持込):【4月21日現在】
【1】ワイヤーハーネス:560円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):540円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):470円前後
【4】雑線B :360-390円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上