《マレーシアの通関》
【4月10日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=147円59銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:40,608.45(+2,962.86)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 8539.0(-221)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.1755(+0.048)
④金:3056.5(+88.1)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 62.35(+2.77)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1310円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1410円
※ニューヨーク為替引値(円)
147.72-147.75(1.44円安-1.44円安)
【4月9日:昨日の状況】
※国内銅建値1300円(4月7日より-110円)
《マレーシアの通関》
※以前このコラムで少し触れましたが、現在マレーシアの輸入通関は
より厳格化されており、日本からマレーシアに輸出されている金属ス
クラップは、マレーシアでの輸入通関が出来ないケースが増えていま
す。恐らくマレーシア政府が環境に配慮し、粗悪なスクラップを自国
に入れないようにしています。
※なかなか、日本の方に説明が難しいのですが、日本とは異なり特に
新興国であるマレーシアでは、もともと通関の手続きが日本に比べて
いい加減です。
※そのため元々「銅スクラップ」を、そのまま「銅スクラップ」と税
関に申告すると輸入が出来ない。ではどうしているか?と言えば、
「ミックスメタル」とか、「金属スクラップ」とか、はたまた別の金
属の名前で申告していたりします。
※日本では考えられないのですが、そうしたことが経常的に行われて
います。
※ところが昨年秋より、税関がより厳密に、これは銅ですか?銅でも
真鍮ですか?砲金ですか?と言われたり、銅は銅でも電線ですか?歩
留は何%ですか?などと言い始めた。そうすると、誰もマレーシアに
は、銅スクラップを輸入出来ないわけです。
※じゃあ、マレーシア向けの金属スクラップは全部ストップするの
か?と言い始める方がいるので、説明が難しい。
※例えば、日本の通関の厳格度を100とした場合、もともとマレーシ
アは30くらいのレベルで、それが一時的に50くらいまで上がってい
る。だから日本のそれに比べれば以前、適当感が拭えない。でも、前
よりは厳しいということになります。結局、大概だという話です。
おまけ:日本時間の4/9。米国の相互関税が90日間保留となりました。
それを受けて株式市場は上昇しております。小生は添付動画、上念司
先生の「外為特別会計切り崩し交渉のネタにする案」に賛成です。や
っぱ、交渉ですよ、交渉! 友達(同盟国)だから許してね!なんて
論理は世界で通じない。
以上