《「であるべき・価格」「である・価格」》
【4月11日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=152円89銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:38,461.51(-422.16)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9365.0(+69.5)
②午後売:—
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.282 (-0.004)
④金:2329.6(-13.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤86.21(+0.98)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1480円
②ロンドン午後:—
③N.Y. : 1490円
※ニューヨーク為替引値(円)
153.17-153.2(1.4円安-1.4円安)
【4月10日:昨日の状況】
※国内銅建値1460円 (4月10日より+10円)
《「であるべき・価格」「である・価格」》
※そもそも非鉄金属スクラップ、銅くず特号や一号、アルミ
くずサッシやUBC、ステン304などの価格はどうやって決ま
るのでしょうか?需要家の買値があり、コストを引いて割り
出す?
※例えば雑線を例にとると、本来、完成品として需要家に納
める銅の雑ナゲット価格が1,200円(a)、歩留まりが40%(b)、
加工賃が50円(c)かかるから430円という風に価格を算出しま
す。
1,200 X 40% △50 = 430円/kg
これが雑線の「こう“であるべき価格“」です。
※ところが実際にマーケットで、売買をしているプレーヤー
の皆さんが日々話をしている価格は(需要家とは関係なく)、
大手商社や問屋A社は◯◯円である、B社は◯◯円である、C
社は◯◯円である、つまりどこどこの会社がいくらで買って
いるという情報を元に価格を算出している。
これが雑線の「こう“である価格”」です。
※銅ナゲットの需要家購入価格(それも日本も中国)も知っ
ていて(a)、様々な雑線を加工しているのでその歩留に関する
経験値もあり(b)、実際に加工も手がけるので加工賃(電気代
からゴミ処理代まで)も知り尽くしている(c)弊社ですが、そ
んなことを、全て、全く、微塵も知りもしない他社に、価格
で負けることがあります。
※まあ、商売なので価格で負けるのは仕方がないのですが
(後述“たまごの価格”参照)、そんな何も知らない方から
「雑線は今◯◯円ですよね〜」と、(まるで私の方が物事を
よく知ってますよと)上から目線で言われると、どうしてな
のか、カチンと来る。我ながら人間が小さい。
おまけ:
スーパーのたまご価格。
例えば、ゴトーココノカ堂のたまごが1パック230円、KOス
トアのたまごが1パック100円で売られているとします。KO
ストアは、当然、客寄せのために赤字覚悟で、目玉商品とし
てたまごを特売価格1パック100円で売っている。
それを、ココノカ堂の人が、農家の採算と流通コストを考え
たら、100円で売れるはずがない!と言ったところで仕方が
ないという話です。
THIS IS 資本主義
※雑線(ヤード持込):【4月10日現在】
【1】ワイヤーハーネス:560円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):540円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):470円前後
【4】雑線B :360-390円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上