《商社とくず屋稼業:前編》
【4月24日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=154円74銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:38,503.69(+263.71)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9599(-215.5)
②午後売:—
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.4905(-0.01)
④金:2327.7(-4.5)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤83.36(+0.51)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1530円
②ロンドン午後:—
③N.Y. : 1580円
※ニューヨーク為替引値(円)
154.82-154.85(0.02円高-0)
【4月23日:昨日の状況】
※国内銅建値1560円 (4月23日より+20円)
《商社とくず屋稼業:前編》
JX金属と三菱商事
非鉄リサイクルで合弁
国内外で原料集荷強化
JX金属は22日、三菱商事と合弁で非鉄リサイクルの新会社を本年7月
をめどに設立すると発表した。
〈中略〉
新会社「JX金属サーキュラーソリューションズ」を設立する。国内外
で原料集荷を強化するほかメーカーが抱える課題を解決する総合リサ
イクル事業を展開する。
《4月23日 日刊産業新聞》
※今日は、非鉄金属スクラップ業を敢えて「非鉄金属くずの仕事」と
表記します。
※大手商社はかつて“非鉄金属くず“の仕事を扱っておりましたが、小
生が関連会社で働いていた30年前には既に撤退、大手商社本体では
扱わず、子会社で扱ってください!と、こぞって子会社に商権を押し
付けました。
※その為、大手商社で非鉄金属部門と言えば、鉱石を扱う部門か、
製品を扱う部門を指して、三菱とか三井とか大手商社に“非鉄金属く
ず部門“はないと思います。
※その後、押し付けられた◯◯メタルとか、◯◯非鉄とか、MC◯◯
という子会社の方でも結局、くずの仕事ではさほど成果を上げれず、
やはり現在商権の中心は製品部門である会社が多いと思います。
※では、商社で、なぜそんなにくずの仕事が嫌われるのか?
※理由は簡単①数量が減ったり増えたり、②プレーヤーが契約を守
らなかったり、③品質がいい加減である為、オフィスの椅子に座っ
たまま管理が出来ないからです。更に④現金商売は脱税の温床とな
りコンプライアンスに触れる。それでいて、⑤相場が上がると大儲
け、下がると会社が傾くほど大損する。
そりゃやらんわなあ。
※つまり「仕事自体が“くず”なわけです」
※では、なぜ、今になって天下の三菱商事が参入してくるのでしょ
うか? 社名のサーキュラーが表している循環社会とか、リサイク
ル、脱炭素、ESG投資、SDGs(持続可能な開発目標)、これらの
キーワードが絡む仕事を会社として取り組みたいのだと思います。
(つづく)
【お知らせ】
4月29日(月)〜5月6日(月)まで相場情報をお休みします。
再開は5月7日(火)を予定しております。
※雑線(ヤード持込):【4月23日現在】
【1】ワイヤーハーネス:560円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):540円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):470円前後
【4】雑線B :360-390円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上