お客様各位
【4月29日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=136円31銭【06:02現在】
※N.Y.ダウ: 34098.16(+272.00)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 8571.0(+105.5)
②午後売 : 8515.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅 : 3.87(+0.0055)
④金 : 1990.1(+0.2)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油 : 76.78(+2.02)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1220円
②ロンドン午後:1210円
③N.Y. : 1210円
※ニューヨーク為替引値(円)
136.28-136.31(2.34円安-2.34円安)
【4月28日:昨日の状況】
※国内銅建値1220円(4月25日より-20円)
《木を見て森を見ず》
※バーゼル法に基づく輸出人規制には、見た目で判断
する〈外形標準〉と中身の成分で判断する〈成分標準〉
があります。
(呼称は小生の造語です。)
※家電リサイクル4品目のエアコンのように『この品
物=輸出はダメ』と決められたものは、輸出入の管理
がしやすく、見てすぐに輸出入してはいけないと判断
ができます〈外型標準〉。
※一方で『鉛分が品物全体の0.1%を超えてはいけない』
という基準は、パッと見ではわからない為、輸出入を
していいかどうかが判断しにくいです。
※弊社が扱う被覆線スクラップはその際たるもので、
鉛分が全体の0.1%以内かどうかは、一見しただけでは
分かりません〈成分標準〉。
※リチウムイオン電池などは、今後〈外形標準〉を基
準として『この品物=輸出入はダメ』となりそうであ
る、一方、上述の被覆線スクラップやミックスメタル
は、成分がバーゼル法の規制対象値以下なら輸出入を
していいという〈成分標準〉の品物です。
※被覆線やミックスメタルは品物としては輸出入して
良いが、鉛など有害物資が全体に占める成分が基準値
以下である必要があり、それを輸出人者が税関で説明
する必要があるわけです。
※税関の管理は困難となり、100%の徹底は実質不可能
でしょう。
※問題はここから。
※輸出入相手国に迷惑がかからないように、これはダ
メ、これもダメと輸出入を禁止していくのは簡単です
が、色々制限をしてみたら、全体として結局、自国に
とって不利益であったということが起こり得ます。
※成分的に問題がありそうだから銅(被覆線)は輸出
するな、アルミ(ミックスメタル)は輸出するなとし
ていたら、結果として日本国内で再利用し切れない銅・
アルミが滞留するということが起きる。
※目の前の木ばかりに目を取られていたら、森全体の
ことが見えていなかったという話です。
※この問題は、国の省庁や大手企業(あるいは政治家)
が、市場全体を俯瞰したリーダーシップを取らないと
ならないことで、個々が各々の主張をしていたら全体
が上手く機能しない。
※うちの会社は輸出してほしくない、うちの会社は輸
入してほしくないと言っていたら、国としての不利益
になっていたということです。
合成の誤謬とも言います。
おまけ:最近、コラムでは固いネタが続いたので、と
にかく明るい安村のイギリス大ブレーク動画を添付し
ておきます。
皆さん、世界で戦いましょう!!
Have a nice holidays!
※雑線(ヤード持込):【4月28日現在】
【1】ワイヤーハーネス:420円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):400円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):340円前後
【4】雑線B :240-270円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位】
以上