4月8日 相場情報

《トランプの相互関税》

【4月8日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=147円88銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:37,965.60(-349.26)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売: 8825.0(-5.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.169(-0.2155)
 ④金:2951.3(-60.7)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤ 60.7(-1.29)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1350円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1410円

※ニューヨーク為替引値(円)
147.84-147.85(0.94円安-0.92円安)

【4月7日:昨日の状況】
※国内銅建値1300円(4月7日より-110円)

《トランプの相互関税》

※流石に、これだけの荒れ相場になると、このコラムでも相場
について触れざるを得ません。今日は相場の話。
※JX社の発表する銅建値、直近は以下。
  3/25  1,540円
 4/1  1,500円
 4/4  1,410円
 4/7  1,300円

※トランプ大統領が、「世界各国からの輸入品に大して相互関
税(各国一律10%:日本には合計24%)をかけると公表した」
のは、米国時間4月2日です。
※米国相互関税ニュースの影響で、日本の営業日ペース4/3、
4/4、4/7、僅か三日間の間に、銅相場は200円=13%下落した
ことになります。
※実質、この数日間、商売上全ての価格を決めることが出来ず、
開店休業状態だと思います。どうしても価格を決めたい人は、
その日の、その瞬間の銅相場で価格を決めるしかありません。
※そうした方は、いわゆる「投げ売り」であるので、価格に文
句は言えないでしょう(買い手からすると「文句言わないで」
という気持ちでしょう。このあと、まだどれだけ下がるかもし
れず・・・勘弁して下さいという気持ちか)。

※さて、銅相場暴落となると2008年のリーマンショックを思い
出します。その時の記憶を辿ると2008年10月に1,050円であっ
た銅建値が、約3ヶ月の間で350円くらいまで下がりました
(注:アバウトな情報です)。3ヶ月間に65%の下げ、価格が
三分の一になった。
※現在の価格で考えると、4月1日に1,500円であった銅建値が、
約3ヶ月後、6月1日に500円=価格三分の一になったことにな
ります。

※ということで、結論。“まだまだ“大したことない。というこ
とになります。
(とは言え、直近のピークから見れば、銅相場は15%は下落し
てますから、在庫を1,000万持つ人は150万、1億持つ人は1,500
万、5億持つ人は7,500万、10億持つひとは1.5億円の含み損を
抱えていることになります。)

おまけ:
毎回、暴落のときにコメントしてますが、「下がったら買いの
チャンス」です。お金が無限にある方は、下がったら買う、下
がったら買う、これが(お金がある方の)相場必勝作戦です。
注意、お金がある方の作戦です。

以上