5月16日 相場情報

《不穏な動き》


【5月16日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=154円35銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:39,908.00(+349.89)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:10221.0(+144)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.9695(+0.016)
 ④金:2388.7(+35.3)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤ 78.63(+0.61)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1630円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1740円

※ニューヨーク為替引値(円)

154.87-154.89(1.55円高-1.54円高)

【5月15日:昨日の状況】

※国内銅建値1630円 (5月10日より+50円)

《不穏な動き》

※昨日5/15朝の入電(前日5/14の欧米市場)について、弊社内で
話題になった話です。
 L.M.E.(3month)・・・10,130$
 COMEX・・・10,885$
 
※L.M.E.はロンドン市場、COMEXはN.Y.市場、各市場とも同じ電
気銅を扱っているので、基本的には同じような動きをします。
※日本→上海→ロンドン→N Yの順番に時間は進んでいるので、
その順番に価格は上げ下げを繰り返していますが、ある瞬間同時
に銅価格を比べれば世界中どこでもほぼ同じはずです。
※例えばロンドンとN.Y.の時差は5時間なので、ロンドンが
PM02:00になったとき、N.Y.ではAM09:00になり、市場がオープ
ンし、この瞬間は、ロンドンとN.Y.の銅価格は同じはずです。

※ですが、ここ1、2週間でしょうか?「明らかにNYが高い」。
弊社が毎日送っている相場情報のメール&コラムにも、ロンドン
とNYの銅建値計算値を掲載していますが、ここ最近は明らかに
差があります。

※LMEが10,100$なら、その後のNYでは10,200とか10,300とか、
差があっても100$200$の違いでしょう。


※ところが、昨日の朝で比較して(コラムトップの数字)、上
述の通りトン当たり600$以上の差があります。
1ドル155円で計算すれば、600$X155円=93,000円・・・キロ
あたり93円も差があることになります。
異常です。異常に、NYが高い。

※めざとい人は、だったらLMEで電気銅を買って、NYで売れば
利益が出るのではないか?と考えるでしょう。
※小生も同意見です。 
※キロあたり90円の差があるなら、電気銅をロンドンで買って、
大西洋を渡りニューヨークに運べば、粗利が90円あるのではな
いか???

※とにかく、何か、市場が歪んでいて、誰かが何か恣意的な動
きをしているのだと予想されます。
※数年前のニッケル相場のように、混乱がなければいいです
が、、、。

※雑線(ヤード持込):【5月15日現在】
【1】ワイヤーハーネス:600円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):580円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):510円前後
【4】雑線B :390-420円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上