お客様各位
【5月31日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=139円77銭【07:11現在】
※N.Y.ダウ: 33042.78(-50.56)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 8122.0(+40)
②午後売 : 8081.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅 : 3.658(-0.0175)
④金 : 1958(+13.7)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油 : 69.46(-3.21)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1180円
②ロンドン午後:1180円
③N.Y. : 1180円
※ニューヨーク為替引値(円)
139.79-139.82(0.65円高-0.64円高)
【5月30日:昨日の状況】
※国内銅建値1190円(5月29日より+30円)
《財務省・輸出通関統計 4月》
※月一恒例、日刊市況通信社より提供頂きます、財務省
の輸出通関統計2023年4月の速報です。
日本から海外へ輸出される銅・真鍮など銅系スクラップ
の数量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
4月は合計30,205トン(★) 前月36,182トンに比べ減少
マイナス5,977トンでした。 過去1年間の推移は以下の通
りです。
今回より降順に変えております=下に行くほど新しい情
報です。
2022年
5月:25,395
6月:31,020
7月:26,547
8月:20,761
9月:25,566
10月:25,416
11月:30,689
12月:27,966
2023年
1月:15,503
2月:24,747
3月:36,182
4月:30,205★
【②国別数量】
※2023年4月の一カ月間に日本→どの国に輸出されたか
の数量です。( )内は前月の数量比。
数量の多い上位国だけを列挙します。
尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止してい
る為、他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数
量となります(裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含ま
れることになります)。
1位:中国 22,466(△4,224)
2位:マレーシア 4,484(△967)
3位:韓国 952(+85)
4位:タイ 928(△189)
5位:シンガポール 423(△46)
6位:ベトナム 346(△567)
【③】コメント
※前回約1ヶ月前、今年3月の輸出数量が急に増えたのは、
中国初めアジア圏で大きい影響がある「春節(旧正月)」
が終わったからだと分析しました。
※ゆえに3月“だけ“輸出数量が多くて、4月は大幅に輸出
数量が落ち込むと考えておりました。
※しかしながら、銅スクラップ特に中国向けがそれほど
減っていないことを考えると、原因は買い手の国にある
のではなく、むしろ日本側にあるのではないかと考えて
います。
※つまり、日本国内のメーカー向け銅スクラップの売れ
行きが、3月に続き4月も、とても“悪い”。
国内メーカーに売れないが為に、輸出せざるを得なかっ
たというのが今回の統計数字から読み取れます。
※雑線(ヤード持込):【5月30日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上