《中国レポート⓶：“数か月間のメーカー動向”》
【5月28日：今朝の状況】
※為替（ドル/円）ドル=156円92銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ： 39,069.59（+4.33）
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売：休場
②午後売：ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅：休場
④金：休場
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 休場
※本日時点予想計算値：国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前：休場
②ロンドン午後：ー
③N.Y. : 休場
※ニューヨーク為替引値(円)
休場
【5月27日：昨日の状況】
※国内銅建値1660円 (5月21日より-90円)
《中国レポート⓶：“数か月間のメーカー動向”》
※昨日のコラムが過去1週間～1か月間の情報であるとしたら、今日は、
もう少し長い期間この3か月～半年の中国需要家動向を報告します。
※今回、訪問したのは上海・杭州を拠点に展開している国営の大手商
社の杭州ブランチ（支店）です。
※銅・真鍮のインゴットやスクラップをメインに、1か月約15,000～
16,000トンを輸入している会社です（仮に15,000トンを銅価格1,500
日本円/㎏で計算すると、月間の仕入額が、225億日本円になる）。
※同社全部で40-50人程度、杭州のチームは20人程度なので、イメー
ジとしては、日本の大手〇〇物産とか、〇〇商事の、一部門のような
感じでしょうか？
（ちなみに運転資金は、総額で10億人民元というので、200億日本円
です。）
※同社は、銅・真鍮スクラップを大量に輸入し中国国内の需要家に現
物を販売しているので、中国需要家の動向を聴取することが出来ます。
※この半年くらい、同社は海外仕入先（欧州：30％・米国20％・日本
20％・その他30％）から輸入数量をドンドン増やしている。
直近では、春先3月まで7,000～8,000トンであった扱い量が、5月には
その倍15,000～16,000トンにまで膨らんでおり、同社は急激に扱い数
量を伸ばしたことになる。
※つまり同社の売り先である中国銅・真鍮需要家は、ここ数か月間購
入量を増やしてきていることになります。
※同社幹部は『国営だから運転資金に心配ない（←という、発言自体
が、こちらには信じられないのですが・・・笑）』と言いますが、さ
すがに、直近の相場高騰には警戒感を強めていて、購入を抑える方向
で話を進めているそうです。
※今日の話をまとめると、（昨日のコラム）1週間～1か月間の異常事
態を除けば、この半年程度の間、中国銅・真鍮需要家は「普通に荷物
を買っていて」「むしろ数量を伸ばしている」ということになります。
（つづく）
※雑線（ヤード持込）：【5月27日現在】
【１】ワイヤーハーネス：600円前後
【２】雑線エフケーブル（VVF）：580円前後
【３】雑線・一般（42ー43％）：510円前後
【４】雑線B ：390-420円
【５】家電線：付き物を取り売買可
【注意１：参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意２：大口＝約10トン】
以上