お客様各位
【1月11日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=145円67銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:37,695.73(+170.57)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8285.0(-16.5)
②午後売:8247.5
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.781(+0.0325)
④金:2021.7(-4.7)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油 : 71.37(-0.87)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1260円
②ロンドン午後:1250円
③N.Y. : 1260円
※ニューヨーク為替引値(円)
145.73-145.76(1.26円安-1.27円安)
【1月10日:昨日の状況】
※国内銅建値1240円 (1月10日より-10円)
《続・アメリカの運ちゃん》
※さて、自分で問題を提起しておいて、その答えが分からない
のですが、小生の仮説はこうです。
答えは「国内金利」。
※アメリカと日本では国内の金利が異なります。
分かりやすく、銀行の貸出利息をアメリカは8%、日本は2%と
しましょう(★注)。
※アメリカの金属スクラップ問屋は銀行に利息8%を払って資
金を調達しているので、当然、利益率の低い仕事はしません。
1年に資金が4回転する仕事(仕入先に仕入代金を支払ってから
売り先から売上を回収するまで3カ月かかる仕事)をする場合、
一回の取引にかかる金利は2%です。
( 8% ÷ 4回 = 2% )
※なので400円/kgで買った電線くずを3ヶ月在庫した後売って、
その利益が8円/kgだと、銀行利息を支払ったら利益はチャラ。
( 400円 X 2% = 8円・・・利息 )
そんな取引をする人はいません(日本だと利息分が2円なので、
8円の利益で取引するかもしれません)。
※仮に銀行からの借入がない、無借金経営の会社でも同じで
す。会社のオーナーは、銀行からの借入なしに会社の運転資金
(仮に1億円)を回せていても、利益率の低い商売にその資金
を使わず、別の人にその1億円を貸せば、理論上年利8%の利益
が得れるはずです。無借金経営であっても利益率の低い仕事は
しないのです。
※話を運送屋に戻します。
※恐らくアメリカと日本、非鉄金属スクラップ問屋の仕事では、
一回の取引の利益率が違うのだと考えます。
※アメリカでは400円の仕入れ代金に対して、最低でも40円の
利幅(10%)がないと問屋は荷物を買わず売買が取引が成立し
ない、一方、日本では利幅10円(2.5%)あれば問屋は荷物を
買い取引が成立する。
※そのためアメリカの問屋A社は運送屋に多くの運賃を払える
し、運送屋もキロあたりの運賃が高くないと仕事を受けない。
因ってアメリカの運ちゃんは給料が高い。
※ここで頭の悪い人は「うちの運送屋は、運賃が安くても仕事
を受けるよ!」「他社がキロあたり20円なら、うちはキロあた
り10円でも、5円でも、走るよ!」とアメリカの運送屋同士で、
競争が起こるんじゃないか?と考えます。
※値下げをして仕事を取ろうとする、デフレマインド日本人の
悪いとこです。
※考えて下さい。運送屋のオーナーも自分が会社経営をしてい
るので、利益率が低い仕事はしないのです。
こうして高金利社会=インフレ社会では、仕事の単価が上がり、
利幅が上がり、給料も上がるのだと考えます。
※いかがでしょう! 誰か答えを教えて!
(★注)日本の経営者で銀行からの借入の利息が低いことを得
意気に話す方がいます。それはその会社の財務内容がいいから
で素晴らしいことなのですが、根本的には、日本国内の資金が
ジャブジャブでお金が余っているから、銀行の貸出利息が低い
のです。
あなたの経営手腕のせいでなく、ただ金が余っているからだと
理解しましょう。
※雑線(ヤード持込):【1月10日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上