お客様各位
【5月12日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=108円62銭【07:10現在】
※N.Y.ダウ:34,269(-473)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 10528(-196.5)
②午後売: 10494
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.7785(+0.045)
④金:1835.9(-1.6)
※WTI原油先物
⑤原油:65.28(+0.36)
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:1190円
②ロンドン午後:1190円
③N.Y.:1190円
※ニューヨーク為替引値(円)
108.61-108.62
【5月11日:昨日の状況】
※国内銅建値1180円(5月10日より+100円)
《中国の価格水準》
※銅系商品で「中国の買値は高いのか!?」なる質問
を受けますが、必ずしも中国メーカーの買値が高い
わけではありません(物にもよりますが、通常、日本
メーカーと同じか中国が安い)
※日本で商売をしていて、中国系の方が高値で荷物を
かっさらって行くと、「中国メーカー買値=高い」と
理解しがちですが、そうではないという話です。
1:平均か?スポットか?
日本国内のメーカーに荷物を売る場合、納入月の
平均値を利用した値決めをすることが多いです。
月初、5/10に建値が1,180円を付けても、5/31まで
続く保証はなく、むしろ、今後、下がると思えば月間
平均値を低めに想定するしかない。
自ずと売買価格は抑えられます。
一方で、中国向けに輸出しようとすれば、5/10、
瞬間のLME X 為替の「良いとこ取り」が出来き、
結果、高値を出し易い。
つまりこれは、値決め方法の差であり、日本と中国
のメーカー買値の違いではない。
2:国民性?民族性?
相場はここ最近、歴史的な上げを続けてきたわけ
です。上昇局面では中華系の方は「どうせ上るから」
と前のめりになり易い、一方で、日系の方は、相場が
高いほど慎重になり易い。
一般論ですよ!
(もちろん最後は、“その人”自身の考え方なので、
国民性・民族性は関係ないです。)
中華系の方が高値で買ったとしても、中国のメーカー
買値が高いということではなく、ただ中間業者
として、その人が、どこまでリスクを取ったか?の話
です。
3:単純な物不足
個人的には、3月初めくらいから、市中の雰囲気が
変わってきたと思うのですが、国内メーカーの買い
意欲の割に、足元の、金属スクラップ発生が極端に
少ないと感じてます。
相場高騰に興奮し、見失いがちですが。
実は、発生薄を嫌い、この先を見越し、あり得ない
高値で荷物を買っている方がいて、なんとなくそれが
中国のせいになってはいませんか?
これも又、中国メーカー買値とは直接関係ない話
です。
以上、中国メーカー買値≠高い、ではないという話
でした。
おまけ 4月のリ環推です。
※雑線(湘南ヤード持込):【5月11日現在】
【1】ワイヤーハーネス:430円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】