5月19日 相場情報

 

お客様各位

【5月19日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=138円64銭【‪‪07:12現在】
※N.Y.ダウ: 33535.91(+115.14)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売 : 8171.5(-4.5)
 ②午後売 : 8130.0

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅 : 3.6815(-0.0615)
 ④金 : 1956.5(-24.2)

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤原油 : 71.86(-0.97)

※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
 ①ロンドン午前:1180円
 ②ロンドン午後:1180円
 ③N.Y. : 1170円
 
※ニューヨーク為替引値(円)
 138.71-138.74(1.04円安-1.04円安)

【5月18日:昨日の状況】

※国内銅建値1170円(5月16日より-10円)

《中国まとめ①原料需要家としての中国》

※金属スクラップ原料の需要家として、中国は、正に
世界最大です。
小生が訪問したメーカーは、一社で日本の総生産量く
らいを製造していて、そんな規模の会社が中国全土に
は、何社も、何十社もある。

※例えば、日本で消費しきれない銅スクラップがあれ
ば、それを使い切れるのは中国のメーカーだけで、先
日コラムで触れた通り、韓国・台湾・東南アジアのメ
ーカーは絶対にその量で敵わない。
※仮に日本が、毎月、銅スクラップを1万トン輸入し、
同時に2万トン輸出しているとして、その輸出入差1万
トンは、絶対に中国に輸出するしかない(マレーシア、
タイで解体をし迂回されても、最後は中国)。

※日本の一商社・問屋が目の前の20トン、40トン程度
を売り捌きたいならその相手国は、そりゃどこでもい
いが、1,000トン、5,000トン単位ともなれば、受け手
は中国メーカーしかない。
※つまり多かれ少なかれ、日本のスクラップ業者は中
国メーカーのスペックにあった物を作り、買って頂く
しかない。

※先進国は皆同じ状況で、アメリカは賢く、アメリカ
で使いきれない銅スクラップを、なるべく何もしない
で、中国を含めた海外に輸出する作戦。
極めて合理的。
※一方ヨーロッパ各国は、理想(国内処理)を掲げて 
輸出を止めていく方向。
なんともアホな作戦。

※なぜアホか?そんなこと当たり前で、現在のような
グローバル化された世界では、製品が世界中で製造さ
れて世界中で流通しているのだから、製品が破棄され
た後の金属スクラップ原料を、各国がその一国で処理
しろ!と言う方がおかしい。
(注 ここで処理とは再生インゴットにまですること
を意味する)

※究極は、江戸時代に鎖国していた日本のようにする
しかなく、一国で使う分しか作れないことになる。
非現実的。

※雑線(ヤード持込):【5月18日現在】

【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位】

以上