お客様各位
【5月26日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=108円77銭【07:10現在】
※N.Y.ダウ:34,312(-81)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 9943(+75)
②午後売: 9929.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.522(-0.0195)
④金:1898.1(+13.5)
※WTI原油先物
⑤原油:66.07(+0.02)
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:1130円
②ロンドン午後:1130円
③N.Y.:1130円
※ニューヨーク為替引値(円)
108.76-108.79
【5月25日:昨日の状況】
※国内銅建値1130円(5月24日より-20円)
《中国通関事情》
※中国では、昨年の11月以降、銅・真鍮・アルミの
スクラップについて、通関新ルールが運用され、今に
至っています。
※共通しているのは、①プラは絶対にダメであること、
②金属の不純物も僅か数%迄(例えば銅が97%でメッキ
が3%)であること。
中国全土、どこの港に仕向けようが、このルールは同じ
です。
※日本では、中国陰謀説好きな人が多く、ある地域では
特別にOKであるという噂が流れがちですが、これは
デマ。
※ややこしいのはここから。不純物僅か数%の解釈は、
税関職員の見た目であるので、港により「緩い・
厳しい」の差があるのも事実です。
※中国大陸の南端、北京政府から最も距離がある為
か?、伝統的に、広東省の各港(★注)は、他のメイン
ポート(例えば、天津・大連・青島・上海・寧波・
など)に比べ、通関が緩いと言われてます。
※昨年11月、通関新ルール運用以降、「不純物数%に
収まっていても、見た目で解釈が際どいもの」は、
通関でのトラブルを避ける為、広東省に向けられ
ました。
※例えば、二号銅はエナメル混入の可能性があります。
僅か1%でもそれを指摘されたら、通関できないのです
から、「通関上問題ない物であっても」「念の為」、
寧波港でなく広東省へ仕向けたわけです。
※アルミのミックスメタルも同様。
繰り返しますが、通関に問題ない綺麗なものである
のに、トラブルを避ける保険の意味で、広東省行きと
なっていた。
※さて、ここからが最近の話。
※北京政府も抜け目なく、この状況を放ってはおきま
せん。定期的に、広東省の各港に通関厳格化令(←これ
は、小生の作った造語)を出します。
それも出したり、ひっこめたりする。
※どうやら最近、通関厳格化令が出されたようで、広東
省であっても、際どい荷物が通関できず、
それを嫌った荷主が、載せ換え港である香港でコンテナ
を一時保管、各港へ仕向けるのを止めている。
※嵐が過ぎる(通関厳格化令ひっこむ)のを待っている
という話です。
(★注)広東省の各港というは、メインポートである
香港で、日本より来た大きなコンテナ船から、小さい
コンテナ船に載せ換え河川を上流に上り、比較的小さい
港である山水、三山、黄甫(つちへん)、花都、で
陸揚げするルートです。
※雑線(湘南ヤード持込):【5月25日現在】
【1】ワイヤーハーネス:420円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):380円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):350円前後
【4】雑線B :250-280円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】
以上