お客様各位
【6月27日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=143円40銭【08:34現在】
※N.Y.ダウ: 33714.71(-12.72)
※ 銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 8437.0(-53)
②午後売 : 8412.0
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 3.7865(-0.0195)
④金: 1923.7(+4.6)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油: 69.37(+0.21)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1260円
②ロンドン午後:1250円
③N.Y. : 1250円
※ニューヨーク為替引値(円)
143.5-143.53(0.18円高-0.18円高)
【6月26日:昨日の状況】
※国内銅建値1280円 (6月23日より+10円)
《日本国内の銅スクラップは増えているはず》
※先日、日刊市況通信社の記者が纏められた「コロナ
禍前後で銅・アルミスクラップの輸出は増えているか
?」についての資料を拝見しました。
※財務省の輸出通関統計を見ると、コロナ禍がひどく
なる前2019年と現在2023年を比較した場合、日本か
ら海外へ輸出される銅・アルミスクラップは、年を追
う毎に増加していると結論づけられます。
※但しこの考え方には、一つ抜け落ちている点があり
ます。
※2018年末に中国が7類(雑線・雑品)の輸入を止め
たことに因る、日本社会の変化です。
※ご存知の通り2018年末をきっかけに、中国から日本
へは沢山の中国人が訪れて、現在、日本中のあちらこ
ちらで金属スクラップの解体をしています。
※例えばトランスやモーターは、かつてバルク船にバ
ラ積みされ、何も解体されずに中国の台州・寧波に輸
出され、中国で解体されていた。
それが、現在は日本で(主に)中国人が解体している。
※財務省輸出通関統計でトランスやモータースクラッ
プは、成分上鉄がメインであるので、「鉄くず」とし
てカウントされていました。
※ところが日本で解体をされた後、トランスのコア・
モーターのコアが、銅だけの状態となり輸出されると
「銅くず」としてカウントされます。
成分上銅がメインである為です。
※つまリ2018年以降日本国内での解体が進んでいるの
で、銅スクラップの発生も理論上増えていることにな
ります。
※財務省の輸出通関統計を見ると、コロナ禍で銅・ア
ルミスクラップの輸出が増えたとも言えるのですが、
同じタイミングで日本国内で発生する銅・アルミのス
クラップは、“発生自体“が増えているはずです。
※その増えた分は、日本メーカーが使い切れるはずも
なく、当然輸出するしかないので輸出統計にその数字
が表れているという話です。
おまけ:この内容、近いうちにYouTube動画にします。
一年半も動画作成を怠けていたら、フクダキャプテン
に叱られました。
※雑線(ヤード持込):【6月26日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上