6月6日 相場情報

 

お客様各位

【6月6日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=139円53銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 33562.86 (-199.9)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売 : 8265.0(-72)
 ②午後売 : 8274.5

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅: 3.7625(+0.04)
 ④金: 1958(+5.6)

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤原油: 72.15(+0.41)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1200円
 ②ロンドン午後:1200円
 ③N.Y. : 1210円
 
※ニューヨーク為替引値(円)
 139.54-139.58(0.4円高-0.39円高)

【6月5日:昨日の状況】

※国内銅建値1180円 (6月1日より-10円)

《財務省:輸出通関統計の再検証》

※5月末のコラム、財務省輸出統計4月で、日本から輸出
された銅・真鍮が、比較的多かったと書きました。以下
の表の通りです(review)。

2022年
  5月:25,395
  6月:31,020
  7月:26,547
  8月:20,761
  9月:25,566
   10月:25,416
   11月:30,689
   12月:27,966     
2023年
  1月:15,503     
  2月:24,747
  3月:36,182
  4月:30,205★

※3月に輸出数量が急に増えたのは、中国初めアジア圏
で影響の大きい「春節(旧正月)」が終わったからだと
分析し、3月急増の反動で、輸出数量は4月に大きく落ち
込むと予想しておりました。
※いざ蓋を開けてみると、3月は30,000トンを超え、特
に中国向けは22,466トンと、日本から輸出される銅・
真鍮の4分の3は中国向けです。

※再三申し上げてますが、中国で輸入通関が出来るもの
は、①真鍮系ではハニー以上の品質で付き物が少ないも
の。②銅系では、赤ナゲット・雑ナゲットか、特号(ピ
カ)・一号・二号です(しかも二号銅でも山行き故銅の
品質では通関が通らない)。
※つまり中国に流れた2万トンの銅・真鍮スクラップは、
銅・真鍮メーカーがそのまま溶解炉に投入出来る品質の
品物です。
言わば炉前商品。

※本来、日本国内メーカーが購入出来れば、購入したい
はずの荷物が輸出されているわけで、3月に続き、4月も
日本国内メーカーの買い気が低かったことが想像されま
す。

補足: 銅系商品、中国は税金の関係もあり、中国メー
カーは日本メーカーと、必ずしも同価格では購入出来ま
せん(品物にも因りますが、高い品物ほど日本メーカー
買値が高い)。 
売れるなら日本国内で売った方が価格が高い。
つまり中国向けに輸出した問屋・商社は、利益を削って
輸出せざるを得ない状況が続いていることになります。

※雑線(ヤード持込):【6月5日現在】

【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上