お客様各位
【6月9日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=109円50銭【07:24現在】
※N.Y.ダウ:34,599(-30)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 9878.5(+30.5)
②午後売: 9822.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.563(+0.028)
④金:1892.2(-4.6)
※WTI原油先物
⑤原油:70.05(+0.82)
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:1130円
②ロンドン午後:1130円
③N.Y.:1150円
※ニューヨーク為替引値(円)
109.49-109.52(0.25円安-0.25円安)
【6月8日:昨日の状況】
※国内銅建値1130円(6月4日より-40円)
《両面待ち(リャンメン待ち)後編》
※昨日は、2020年に新型コロナが世界的な問題と
なり、海上運賃(コンテナの料金)の高騰を引き
起こし、第三国、特にマレーシア・タイ向け輸出の
コストが、めちゃくちゃに上がったという話を、
しました。
※それまで、①②両面作戦が良かったとは書きました
が、これは、第三国=マレーシア・タイ向けの運賃が
安いことを前提にしていて、それが一気に値上がり
したのです。
※より具体的に。
※昨年2020年7月分、乙仲業者から弊社への請求書を
引っ張り出して来て、最近の請求書と見比べ
ました。 弊社湘南ヤード(神奈川県茅ケ崎市)
→マレーシア到着港迄の、輸出費用諸々の合計です。
詳細はあるのですが、(誤解を恐れず)ざっくり言う
と、40フィートコンテナ1本の運賃は以下のように
なります。
※2020年/7月:¥171,394円/コンテナ
25トン積み想定 ≒6.856円/KG
※2021年/4月:¥251,772円/コンテナ
25トン積み想定 ≒10.071円/KG
※KG当たりの運賃コストは、約7円→約10円になって
おり3円以上の値上げ。
これは、あくまで日本のメインポート横浜港からの
運賃で、地方港からだと更に運賃は高く、KG当たり
約15円かかるところもあります。
※そもそもマレーシア・タイに輸出していたのが、
処理費用の安さからであったのに、KG当たり3円上がれば、価格競争力が落ちます。
※コンテナ船が少ない地方港からだと、国内処理の
方がいいとう結論にもなります。
※最近では、A日本国内処理を増やしたり、全て国内
処理しないにしても、B輸出するアイテムを再検討
し、処理費用の差の大きいものだけを、輸出したり
しています。
※せっかく馴染んできた、ビジネスの、“両面
リャンメン待ち”ですが、①と②の割合を調整せざる
を得ない局面になってきたという話でした。
(おわり)
感想:本当~~~に事態はよく変わります。
変化のスピードが、過去に比べて速すぎると感じます。
付いて行かないと、直ぐにマーケットから退場を
迫られる為、付いて行くのですが、いかんせん
疲れる。
※雑線(湘南ヤード持込):【6月8日現在】
【1】ワイヤーハーネス:420円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):380円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):350円前後
【4】雑線B :250-280円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています
以上