《長期契約》
【2月19日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=152円06銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:44,556.34(+10.26)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9295.0(+4)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.585(-0.0715)
④金:2931.6(+48)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤71.85(+1.11)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1460円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1590円
※ニューヨーク為替引値(円)
152.05-152.07(0.55円安-0.56円安)
【2月18日:昨日の状況】
※国内銅建値1460円(2月18日より-30円)
《長期契約》
※東京非鉄金属商工共同組合の理事を拝命して以降、銅系老舗
問屋の社長様方々と話す機会が増えました。その中で「そもそ
も長契(長期契約)自体が、供給者にとって、どれほど重要か
疑問」だと小生は考えました。
※金属スクラップの取引は、長きに渡って行われているので、
その歴史を振り返れば銅系スクラップをメーカー(需要家)に
荷物を買ってもらえない時期もたくさんありました。買手市場
(A)の時、長期契約は売り手問屋・商社(供給者)にとって
は、ありがたい仕組みです。
※問屋・商社は荷物を買っても売れないと全く意味がありませ
ん。メーカーは契約をすれば、常にある一定の価格で、荷物を
購入してくれるわけですから感謝です。
※一方で、納める荷物が少ない(もしくは“ない”)という時期、
売手市場(B)の時には全く逆のことが起こります。
※売り手問屋・商社は、メーカーに長契で契約した数量の荷物
を集めるのに苦労することになります。(売値より高い価格で
仕入れる”親不孝相場”があったりもする)
※需要家と供給者は、あくまで取引をする相手同士なので、ど
ちらかが強者でどちらかが弱者ではなく対等であるべきだと考
えます。
※需要家は大資本が多い為、一見勘違いしがちですが、小資本
でも供給者は需要家の下請けではない。
※両者はトランプ風に言えば、取引=ディール(deal)をして
いる訳で、関係はあくまでも対(たい)=イコールequalであ
るべき。
※で何が言いたいかと言えば、過去20年、30年を振り返り、
買手市場(A)、売手市場(B)の、どちらが多かったかを検
証すべ気ではないかと考えるわけです。
※年間4回の長契があるとしたら、過去10年で40回の契約数が
あったわけですから、その半分、10年で20回買手市場、10年
で20回の売手市場であれば、立場は対等です。良い時も悪い時
も"お互い様”。
※ですが、小生の経験上、ここ10年くらいは、問屋も商社も、
ず〜っと物がない!と言っている売手市場(B)である気がし
ます。これはあくまでも小生の肌感覚なので、全く数字の根
拠はありません。
※もし検証結果、売手市場(B)が多い場合、供給者は、契約
量を減らす、価格を上げてもらう、最悪、長契自体を結ばない
などの処置をすべきです。
※メーカーの方には怒られそうな話ですが、皆様どうお考えで
しょうか(長契を結んでないから、こういう無責任なことが,
言えるのか?!)
おまけ
動画の再生が伸びないので再添付します。
(サムネイルは同じですが、内容は続編=新しい動画です。)
以上