お客様各位
【7月1日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=111円10銭【07:03現在】
※N.Y.ダウ: 34,502(+210)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 9385(+159.5)
②午後売: 9418
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.2965(+0.02)
④金: 1770.8(+8)
※WTI原油先物
⑤原油:73.47(+0.49)
※本日時点予想計算値:国内铜建値
①ロンドン午前:1090円
②ロンドン午後:1100円
③N.Y.:1100円
※ニューヨーク為替引値(円)
110.5-110.53(0.12円高-0.12円高)
【6月30日:昨日の状況】
※国内銅建値1090円(6月25日より+20円)
《5月の輸出通関統計;考察》
※合計数量が、3月→4月→5月と減っている原因を
探ります。
21年/3月 58,395トン
21年/4月 45,820トン
21年/5月 36,950トン
【1】相場
※銅相場がピークを越えて「仕入先が高値の荷物を
抱えてしまい出荷=輸出が落ちた」と予想しました
が、これは誤りです。
※相場の上昇・下降を、建値の推移で見てみると以下
の様になります。
【4月】(4/1)1,020→(4/7)1,040→(4/12)1,030→
(4/16)1,060→(4/21)1,050→(4/26)1,080
【5月】(5/10)1,180→(5/13)1,190★
→(5/17)1,170→(5/20)1,150→(5/24)1,130
※★がピークで、5月の中旬です。この頃に輸出の
契約をしていれば、5月一杯は輸出量が落ちないはず
なので、5月の輸出量減と相場下落に、相関はあり
ません。
【2】国別事情
※次に、国別数量を、前月との割合で見てみま
しょう。→「±◯◯◯」が前月比の割合です。
1位/中国:19,775 →△16%
2位/マレーシア9,955 →△23%
3位/香港:2,462 →△20%
4位/タイ:1,630 →△22%
5位/フィリピン:796 →△44%
6位/韓国:1,076 →△17%
7位/台湾:993 →+9%
※殆どの国が一応に、ほぼ同じ割合で減っています。
これは、中国の制度がどうした!とか、マレーシア
のロックダウンがどうした!という、その国固有の
理由と、5月の輸出量減に、相関がないことを表して
います。
★まとめ
5月の輸出量が、3月、4月に比べて落ちているのは、
【1】相場下落の影響でもなく、
【2】マレーシアのロックダウンのような国別の理由
でもない。
「日本国内の銅系スクラップの発生が少ないことが
理由だ」と読み取れるのです。
※雑線(ヤード持込):【6月30日現在】
【1】ワイヤーハーネス:400円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):360円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):330円前後
【4】雑線B :230-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上