お客様各位
【7月14日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):ドル=137円34銭【07:06現在】
※N.Y.ダウ: 30,772.79(-208.54)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 7267(-103.5)
②午後売: 7155.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 3.3255(+0.029)
④金: 1734.2(+10.9)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:96.3(+0.46)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1050円
②ロンドン午後:1030円
③N.Y. : 1050円
※ニューヨーク為替引値(円)
137.42-137.44(0.56円安-0.55円安)
【7月13日:昨日の状況】
※国内銅建値1050円(7月13日より-50円)
《ゼロ・サム思考(★注)》
※先日、お客様に金属スクラップ業界の「モアモア
社長」について教えて頂きました。
※ある取引を継続しているうちに、もっと利益が欲
しい、もっと量が欲しいと、欲張り、結局取引相手
先との関係を壊してしまう社長のことです。
「MORE(もっと)・MORE(もっと)と言い過ぎ
てしまうのでモアモア社長と呼びます。
※例えばモアモア社長が、発生元A社から荷物を貰
い、キロ当たり10円の利益があるとします。
次の取引ではキロ当たり20円、次は30円と、利益を
どんどん欲張り、結局A社は荷物を出すことが出来
なくなってしまう。
※それはそのはずで、A社にも更にその先の仕入先
B社があるので、 A社はモアモア社長の意向をその
まま仕入先B社に伝えます。結果、A社がB社から仕
入れる価格は、毎回、キロ当たり10円づつ安くなる
わけです。
※ですが仕入価格には限界があり、どこかの時点で、
「それ以上は無理」となり、そもそもA社に荷物が
入って来なくなるのです。
※A社、B社を含めた三社の利益の合計は決まってい
て、それをどのように分配するかどうかの話で、誰
の MORE MOREは、誰かのLESS LESSであるのです
(ゼロ・サムです)。
※皆がそこそこの利益で我慢していれば、三社とも
取引を継続出来ていたものを、モアモア社長は、そ
れを独占しようとした結果、三社とも取引ができな
い状態にしてしまったわけです。
※さてモアモア社長が不思議なのはここから。
そんな強欲であれば、誰からも嫌われ相手にされず
取引継続は不可、会社自体が成り立たないと思うの
ですが(少なくとも小生はそう思うのですが)、と
ころがどっこい。
※憎まれっ子世にはばかる?なのか、意外にこうし
た会社が生き残る。
不条理です。
(★注)ゼロサム思考
ゼロサム思考、またはゼロサム・バイアスとは、
すなわち1人の得がもう1人の損を意味するという判
断を指す。
端的な言葉で表現すると、「あなたの得は私の損」
★★お知らせ★★
明日7月15日(金)、明後日7月16日(土)、朝の
相場情報配信を臨時でお休み致します。 再開は、
7月19日(火)を予定しております。
※雑線(ヤード持込):【7月13日現在】
【1】ワイヤーハーネス:355円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):330円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):290円前後
【4】雑線B :200-230円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】
以上