7月3日 相場情報

《目標設定》

【7月3日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=161円51銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:39,331.85 (+162.33)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:9546.5(+29.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.4295(+0.003)
 ④金:2323.0(-4.6)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤82.81(-0.57)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1590円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. : 1630円

※ニューヨーク為替引値(円)
161.44-161.48(0.01円高-0)

【7月2日:昨日の状況】
※国内銅建値1570円 (6月25日より-30円)

《目標設定》

※先日、ある商社の方から、黄銅棒を加工する工場から、黄銅削り
粉が発生するので購入出来ないか?と相談を受けました。
※その商社は工場に黄銅棒を販売していて、現場からは加工して発
生する黄銅削り粉を、黄銅棒が納入された帰りのトラックで引き取
ってくれれば効率が良いと言われての相談です。
※商社の方は、弊社が輸出企業である為、単純に荷物を弊社に繋ぎ
さえすれば、工場の黄銅削り粉売値が高くなり、商社にも口銭が落
ちると踏んだのでしょう。

※但し、工場の削り粉がどのように置かれ、管理されているか(削
り粉に異物が入ると価値は全く変わってしまう)、また、現場には
鉄箱や積み込みの為のフォークリフトがあるか、更には運搬のため
のトラックが入るか、その場合大きさはどれくらいか・・・云々。
※こうした受渡の為の諸条件を把握しないと、そもそも弊社が購入
出来るかが分かりません。

※更に皆さんご承知の通り、黄銅削り粉を巡る国内の環境を言えば、
完全に荷余りの状況にあります。黄銅棒メーカーは、20年前、30年
前に比べ製造量を落としている上、リターン材の使用率を上げてい
る為、市中では荷物が余る一方です(その分、銅・黄銅系スクラッ
プ問屋 には荷物が積み上がるばかり)。
※メーカーが高値で価格統制しているので、黄銅削り粉は海外にも
流れ難い、かつ頼みの中国に輸出しようにも、黄銅削り粉には油水
分があり、そもそも中国は輸入禁止です。
※正に四面楚歌。

※「工場から削り粉が出る→輸出屋に売ればいい」という最初の目
標設定に、かなり無理があったように考えます。
※商社の方には、あれもダメこれもダメと説明し続けることとなり、
申し訳ありませんでした。話を振って頂けることはありがたいので
すが、今回は協力出来そうにありません。
ご容赦下さい。

※雑線(ヤード持込):【7月2日現在】
【1】ワイヤーハーネス:600円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):580円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):510円前後
【4】雑線B :390-420円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上