7月8日 相場情報

お客様各位
78日:今朝の状況】 

為替(ドル/円):1ドル=10753銭【07:30現在】

N.Y.ダウ:25890(-396)

LMEセツルメント

 ①午前売: 6086(-26)
 ②午後売: 6142 

 COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)

 ③銅:2.7875(+0.0215)
 ④金:1804.2(+15.7)
 ⑤原油:40.62(-0.01) 

ニューヨーク為替引値

107.51-107.53(0.16円安-0.15円安)

本日時点予想計算値:国内銅建値

 ①ロンドン午前:700
 ②ロンドン午後:710
     N.Y.710

 

77日:昨日の状況】

 国内銅建値700(77日より+10)

《雑線価格の計算方法》

現在、銅分40%程度の雑線には、①国内加工、②東南アジア輸出の二つルートがあり、加工された後の銅ナゲット(雑ナゲット)は、

①②ともに、大部分が中国に向かいます。(①は国内製錬・伸銅にも向かいますが、国内各メーカーは積極的でなく、購入数量も限定的。)

 

①日本(雑線)(銅ナゲット)中国 

②日本(雑線)マレーシア加工(銅ナゲット)中国 

 

雑線価格の計算式を表すと、A中国銅価格 X  B銅歩留り △Cコスト = D雑線価格

 

本来、上記計算式で、雑線価格(D)を表すことが出来るのですが、中国国内の銅価格(A)が分かっていても、

中国に入るときのコスト(C)は変動する為、昨日77日時点で、確定出来ない状況にあります。

通常では変動が小さく、おおよそのコストが分かりますが、今は特別な時期にあります。

 

コスト変動要因(x)

一昨日、新たに中国政府より、中国輸入ライセンスが発行されましたが、そのライセンスを使用した輸入通関コストは、

現地での相場があり変動します。

コスト変動要因(y)

中国に輸入する際の税金は、毎月、変わり、6月に銅相場が大きく上がっている為、7月の輸入税金は上がる可能性が高い。

 

新しいライセンスが発行されたときや(x)、銅相場が大きく動いたときは(y)、このコストが判明するのに、時間がかかります。

恐らく、正確なコストが判明するのには1週間ほどかかると思います。

故に、雑線価格は本来、今はまだ計算出来ないのですが、日本国内は銅建値を参考にし、

大体これくらいということで価格が決まっていくのだと思います。

 

雑線(湘南ヤード持込):【77日現在】

【1】ワイヤーハーネス:230円前後

【2】雑線エフケーブル(VVF):210円前後賞

【3】雑線・一般(4243%):180円前後

【4】雑線:90-140円

【5】家電線:付き物を取り売買可

【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】

【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】