お客様各位
【7月6日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=110円94銭【07:02現在】
※N.Y.ダウ: 34,786(+152)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 9432.0(+135.5)
②午後売: 9440.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
休場
※WTI原油先物
⑤原油:75.16(-0.07)
※本日時点予想計算値:国内铜建値
①ロンドン午前:1100円
②ロンドン午後:1100円
③N.Y. : ー
※ニューヨーク為替引値(円)
110.96-110.99(0.08円高-0.08円高)
【7月5日:昨日の状況】
※国内銅建値1090円(6月25日より+20円)
《中国の輸入通関事情:アルミ編》
※ナゲット等銅スクラップの日本→中国への輸出を
見ると、昨年11月に“通関新基準”が開始し、最近で
は、その中国輸入通関が小慣れて来たと感じています。
※ところが、同じ昨年11月から“通関新基準”を開始
した、真鍮スクラップ、アルミスクラップのうち、
アルミがここ最近、中国での輸入通関が厳しくなって
います(特に広東省向け)。
※“通関新基準”では、銅・真鍮・アルミスクラップ
共に、不純物の数値を僅か1〜3%程度に限定し、
実質、需要家がそのまま炉に投入出来るほど、
クリーンなものに限定しました。
※銅に関しては、11月当初から極めて厳しい検査措置
が取られたので、結局、大きなトラブルがないまま
今に至っている、一方で、アルミに関しては、それが
徹底されず、比較的緩いままでした。
※例えば、ビス付きサッシは、アルミ分でない、
不純物(鉄・ステン・ゴム・場合に因ってはプラや
木くず)が、10%程度のものでも通関が出来て
いた。
※特にA天津・上海・寧波に比べ、北京から遠隔地
で、伝統的に通関が緩い、B広東省の各港には、
新基準“外”の荷物が輸入出来ていたと思われます。
※その為、日本側でも中国側でも「“通関新基準”で
ビス付きサッシは中国向け流れる」との認識が
広まっていたと思います。
(特に「これが一時的」だと思っていても、輸出入・
売買をするプレーヤーは、存在します。 儲かると
思えば、短期的だと思っても取引する中国系業者が
沢山いると誤解が広がる。)
※ですが、銅ナゲットに含まれる僅か0.01%の
ビニールも指摘されている銅スクラップ
からすると、逆に、アルミ通関の緩さはナゾでした。
※つまり中国のアルミ輸入通関厳格化は、今に
なって、やっとアルミの方も“通関新基準”が徹底され
て来ただけの話だと考えています。
※中国は、過去「これでルール決定!」としてからの
ドンデン返しを繰り返しているので、保証の限りでは
ありませんが、銅の事情を見ていると、不純物の規定
は、再び緩くなることはないと思います。
※雑線(ヤード持込):【7月5日現在】
【1】ワイヤーハーネス:400円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):360円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):330円前後
【4】雑線B :230-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上