7月9日 相場情報

 

 お客様各位

 

79日:今朝の状况】

 

為替(ドル/円):1ドル=10975銭【‪‪07:00現在】

N.Y.ダウ: 34,422(-260

 

LMEセツルメント

 午前売: 9264.5(-187)

    午後売: 9306.0

 

 COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)

 : 4.2715(-0.0575)

 : 1799.6(-1.9)

 

WTI原油先物

 原油:72.94(0.74)

 

本日時点予想計算値:国内銅建値

 ロンドン午前:1070

 ロンドン午後:1070

 N.Y. : 1080

 

ニューヨーク為替引値()

   109.79-109.82(0.86円高-0.86円高)

 

78日:昨日の状況】

 

国内銅建値1100(76日より+10)

 

《被覆線スクラップ輸出通関の分析》

 

7月以降、税関や、経済産業省の問合せ機関で

ある日本環境衛生センターは、今まで以上に、分析を

きちんとするよう荷主(輸出者)に指示をしてます。

その際「当該品を、解体し得る最小単位にまで分離

すべき」というルールがある、というのが、今回の

ポイントです。

 

分かり易く言うと、作業をして分離出来るならば、

究極まで分離する必要がある、ということ。 

1A被覆材とB中身の銅は分離出来るので必ず

 分ける。つまり、一本の電線にPVCと銅、2回分析

 が必要。

2)電線でも種類が違うものCDは、分離出来る

 ので必ず分ける。 E.F.G.H.と種類があれば、

 あるだけ分析が必要。

その上で、それぞれがバーゼル条約に「非該当」

であることを、証明をすべき。 

ということになります。

 

昨日の産業新聞には100種類と書いてますが、

a品種の他、b太さ(直径)、c色、など、細かく分け

れば、10トンも雑線があれば100種類でも種類は足り

ません。

例えば、エフケーブル(VVF=関西では一部

呼称:VA線)、色はグレーだけでなく、ピンクも

青も黄色もあります。 径は1.6mm 2.0mm

2.6mmも、更に二芯も三芯も四芯もあります

よね? 更に更にエコケーブルもと言い出し

たらキリがない・・・・♾

 

小生が最も声を大にして言いたいのは、世界中で

雑線スクラップの輸出入を普通ーーーに行っている国

は、沢山あり、アメリカでも欧州各国でも、韓国でも

台湾でも「雑線(ICW=insulated copper wire)」と

いう名前で輸出をしてます。

世界中の国々で、1コンテナの雑線を輸出するとき

に、100種類の分析を添付している国は、絶対に

ありません。

1検体=10,000円は検査料がかかるので、やらない

のは当然)

 

今回、日本政府は他国に比べて、わざわざ厳しい

自虐ルール(自らの首を絞めるような)を採用する

ことになります。

(政府側にとっては正論なのでしょうが)

それがバーゼル条約に違反する荷物をあぶり

出すのに役立てば、まだ、理解出来ますが、ただ

単に「混じっている物は、だ〜れも輸出出来ません」

と言っているのに等しい措置です。

 

今後、1コンテナに単1品種を積み1種類(厳密には銅とPVC2種類)

の分析をするしかないでしょうか?

誤解ないよう、それなら輸出は出来ます。 

 

それとも3品類を積み3種類の分析をするか? 

100種類?   いやいやいや・・・。

 

雑線(ヤード持込):【78日現在】

【1】ワイヤーハーネス:390円前後

【2】雑線エフケーブル(VVF):350円前後

【3】雑線・一般(4243%):320円前後

【4】雑線220-240 

【5】家電線:付き物を取り売買可

【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】

【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。

以上