《為替差益・差損》
【8月2日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=149円29銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:40,347.97 (-494.82)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8998.0(-16.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.0665(-0.0935)
④金:2435(+8.5)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤76.31(-1.6)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1390円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. : 1390円
※ニューヨーク為替引値(円)
149.36-149.37(0.62円高-0.62円高)
【8月1日:昨日の状況】
※国内銅建値1420円(8月1日より-10円)
《為替差益・差損》
※為替ドル円は、年初からの円安トレンドが終了した可能性が高い。
新型コロナウイルス感染拡大以降の急激な円安進行は①構造的②循
環的③投機的ーの3つが重なった結果と考える。〜中略〜年末にかけ
ては緩やかな円高を予測する。
※マーケット・リスク・アドバイザリー フェロー 深谷幸司 氏
《8/1 日刊産業新聞 11面 マーケットを読む マンスリー・ビュー
8月》
※さてここ最近は、すっかり円高基調です。 我々非鉄金属業界の
話をすると、国内銅建値が、続けて下がってきているのは、ひとえ
に円高の要素が高いと言えます。
※7月1日に1,570円であった銅建値は、昨日8月1日に1,420円まで下
落してますが、その間LMEの値は、それほど大きくは変わっていま
せん。
※LME(ドル/mt) 9014.5→9476.5・・・約5%下落
為替(対ドル) 160.79→ 150.15・・・約10%円高
※こうなってくると恐ろしいのは、為替の差損です。
※おりしも7月末であるので弊社は5月に締めた決算を7月末に申告
したばかりです。決算書を見ると、為替差“益“として、1年間に1,000
万円ほど特別利益が出ています。要するに、実際の商売とは別に為
替による利益が、勝手に出てしまった状態です。
※弊社のような貿易取引を行う会社は、通常、売買契約の際に、為
替予約を行い、為替リスクを極力ヘッジします。日本円で買った品
物を、米国ドルで中国に売る際に、入金のタイミングに合わせ、契
約を決めた日にドルを買ってしまい、入金されるまでの間の為替リ
スクを回避するわけです。
※そのため理論上、為替が円高に振れようが、円安に振れようが、
為替に夜差損も差益も出ません。
※しかしながら、利益に当たる分、や、決済に使ったドルの端数分
は、1年間を通してドルで持っているため、決算の際に日本円貨に
変える必要があります。日本の企業は、税金を日本円で申告する為、
期末に一度、必ずドルを円に直すわけです。
※その際に、事業年度1年間を通して円安に振れた年は、どうして
も為替差益が出る。ありがたいようにも聞こえますが、円高に振れ
た年は、その反対に為替差損が出ます。
※今年約1,000万円の為替差益が出たということは、来年の今頃、
1,000万円の為替差損が出ていても、全く不思議でないことになり
ます。
【お知らせ】
8月12日(月)〜2024年8月16日(金)まで、相場情報をお休み致
します。
再開は8月19日を予定しております。
※雑線(ヤード持込):【8月1現在】
【1】ワイヤーハーネス:600円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):580円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):510円前後
【4】雑線B :390-420円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上