《財務省輸出通関統計7月》
【8月30日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=144円88銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:41,335.05 (+243.63)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9116.0(-19.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.1475(-0.002)
④金:2525.7(+23.1)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤75.91(+1.39)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1370円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. : 1370円
※ニューヨーク為替引値(円)
144.98-144.99(0.41円安-0.4円安)
【8月29日:昨日の状況】
※国内銅建値1370円(8月27日より+10円)
《財務省輸出通関統計7月》
※日刊市況通信社様より提供頂きます、財務省の輸出通関
統計2024年7月の速報です。日本から海外へ輸出される銅・
真鍮など銅系スクラップの数量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
7月は合計26,603トン(★) 前月26,615トンに比べ、マイ
ナス12トンでした。過去1年間の推移は以下の通りです。
2023年
8月:30,213
9月:33,937
10月:32,005
11月:36,780
12月:40,562
2024年
1月:25,631
2月:27,816
3月:40,557
4月:35,128
5月:28,788
6月:26,615
7月:26,603 ★
【②国別数量】
※2024年7月の一カ月間に日本 → どの国に輸出されたか
の数量です。( )内は前月の数量比。数量の多い上位国
だけ列挙します。尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸
入を禁止している為、他国向けとは異なりクリーンな銅・
真鍮だけの数量となります(裏を返すと他の国へは雑線・
雑品も含まれることになります)。
1位:中国 20,424(+303)
2位:マレーシア 3,179(△253)
3位:韓国 1,335(△304)
4位:タイ 738(+85)
【③コメント】
※6月が26,615トンで、7月が26,603トンと、ほぼほぼ先月
と同じ数量で、中国向けを始めとして、判で付いたように
(金太郎飴のように)、輸出した相手の国も先月と同じで、
あまり面白味のない統計でした。
※数量は、ここ数ヶ月低迷していると思います。
※中国向けの数量が伸びないのには、二つ理由があると考
えます。
①中国メーカー買値が一時期に比べ安い(LME値に
対する掛け目が低い)
②日本メーカー買値が一時期に比べ高い(LME値に
対する掛け目が高い)
※中国メーカーと、それを代理する商社は中国メーカー側
の買値が安いことを認めず、中国輸入主力港である寧波港
の輸入通関が厳しいことを、その理由にし、購入をしない
ケースがあるようです。(ちなみに調べた限り、特に通関
が厳しくなったという事実はない)
※つまり、単純に中国の「買いが弱い」、少なくとも一時
機に比べ、さほど勢いよく買ってはいないようです。
※雑線(ヤード持込):【8月29現在】
【1】ワイヤーハーネス:510円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):490円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):420円前後
【4】雑線B :300-330円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上