お客様各位
【8月31日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=109円93銭【07:05現在】
※N.Y.ダウ: 35,399.84(-55.96)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 休場
②午後売: 休場
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.361(+0.0425)
④金: 1809(-7.6)
※WTI原油先物
⑤原油:69.21(+0.47)
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:休場
②ロンドン午後:休場
③N.Y. : 1110円
※ニューヨーク為替引値(円)
109.92-109.93(0.1円安-0.08円安)
【8月30日:昨日の状況】
※国内銅建値1070円(8月27日より+10円)
《7月:輸出通関統計 銅・真鍮》
※月一恒例、㈱日刊市況通信社の提供、財務省の輸出
通関統計「7月」をお届けします。日本から輸出される
銅・真鍮系スクラップの統計数量です。
※合計数量
日本→海外への輸出量総合計は、23,824トンで、前月6月
比△14,555トン、「激減」でした。
※ 昨年11月以降の推移は以下
20年/11月 33,652トン
20年/12月 49,672トン
21年/1月 31,577トン
21年/2月 30,410トン
21年/3月 58,395トン
21年/4月 45,820トン
21年/5月 36,950トン
21年/6月 38,379トン
21年/7月 23,824トン
※国別数量上位国。( )は前月比です。
(注:中国は7類=雑品・雑線は輸入禁止。付き物の
ないクリーンな物のみの統計)
1位/中国:15,384(△6,409)
2位/マレーシア:3,962 (△4,416)
3位/香港:1,347 (△1,391)
4位/タイ:969 (△1,237)
5位/台湾:937 (+166)
6位/韓国:852 (△628)
7位/フィリピン:190 (△506)
※ちょうど1ヶ月前のメール&ブログで触れた通ーーーー
り【1】【2】になりました。
【1】マレーシア、他、雑線・雑品の輸出に関しては、
①マレーシアのロックダウン
②マレーシアの輸入通関厳格化
③日本の輸出通関
が理由で減るはず。
※一方で、
【2】中国向けだけは「付き物のない・クリーンな銅
くず(ナゲット・一号・二号)」です。
中国はコロナ問題も影響少なく、また、被覆材がある
ものはそもそも輸入出来ないので、日本輸出通関(=
分析)問題も関係ない。上述①②③の影響を全く受け
ません。
※前月比を「増減」でなく「割合」で見ると【1】と
【2】の差がよく分かります。
1位/中国:15,384(△6,409) 前月比71%
2位/マレーシア:3,962(△4,416) 前月比47%
3位/香港:1,347(△1,391) 前月比49%
4位/タイ:969(△1,237) 前月比44%
5位/台湾:937(+166) 前月比122%
6位/韓国:852(△628) 前月比58%
7位/フィリピン:190(△506) 前月比27%
※【1】雑品・雑線、主力のマレーシア・香港・タイの
3カ国向け輸出平均は前月比46.6%、つまり前月比半分
以下。 一方で【2】クリーンな銅の中国向け輸出は、
前月比約71%です。
※【2】中国向け輸出の減少は、中国側にも日本側にも
特に障害になる理由がないので、純粋な発生薄と考え
られます。つまり6月→7月で29%減ったのは日本国内の
発生が少なかった為。
※日本国内の発生薄が原因であれば、理論上30%程度の
減少になるはずのマレーシア・香港・タイ向け輸出。
50%以上減っている理由は上述の①②③ですが、ロック
ダウンが行われてたマレーシア以外の国“全て”が減って
いることから、「③日本の通関問題」が大きく影響して
いると予想出来る。
以上
※雑線(ヤード持込):【8月30日現在】
【1】ワイヤーハーネス:380円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):340円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):310円前後
【4】雑線B :210-230円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上