《決算トーク⓵》
【8月6日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=144円76銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:38,703.27 (-1,033.99)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8620.5(-356.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.984(-0.1)
④金:2401.7(-24)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤72.94(-0.58)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1300円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. : 1320円
※ニューヨーク為替引値(円)
144.17-144.22(2.37円高-2.33円高)
【8月5日:昨日の状況】
※国内銅建値1360円(8月5日より-60円)
《決算トーク⓵》
※弊社は5月末決算なので、5月末の締めを基に7月末までに行う
べき税務申告を先週、終えました。
※創業24期目の決算は、売上高13,252百万円、経常利益64,455
千円となりました。過去の業績も全て弊社ホームページに公表
しております、ご興味のある方はご覧下さい。
※今期を総括すると、まず、売上高が増えた(前期10,797百万
→今期13,252百万)ことが、とにかく大きいニュースです。こ
れは偏に主力商品である銅スクラップの価格が、銅相場上昇に
より上がったことが要因で、取扱高が増えたわけではありませ
ん。
※決算期が5月なので、前期2022年6月~2023年5月と、今期
2023年6月~2024年5月の、銅価格を比べるのは難しいのです
が、前期に比べ今期は、銅相場がおそらく2割程度は上がって
いるはずです。
※つまり前期と変わらず、同じだけの取扱高であったとしても、
銅相場が1・2倍になっていれば、売上高は1・2倍になるとい
うことです。
※逆に言うと取扱高は大して増えていないと分析しております。
※さて、売上高が上がったことは、弊社にとってグッドニュー
スなのかと言われれば、全く違います。むしろバッドニュース
です。
※売上総利益(粗利)とは、簡単に言うと、売りと買いの差額
です(厳密には在庫の増減も加味します)が、売上高に占める
売上総利益率=粗利率は、昨年に比べ低下しています。つまり
利益率が下がった。
※それはそのはずで、例えば銅建値が1,200円のとき、ピカ線
を1トン売り買いした場合の口銭が20円/㎏だとします(★注)。
銅建値が1,500円まで上昇した時に、同じピカ線1トンの商売
で、利益率である口銭25円を確保できるでしょうか?おそらく
難しいと思います。(そうされている方がいたら尊敬します)
※今年の一年は、沢山の資金を使って商売したにも関わらず、
利益率の低い仕事をしたこととなり、経営者としては昨年より
も成績が悪かったと評されます。
(つづく)
(★注)そもそも1,200円の物を売り買いして20円が口銭とい
う時点で異常。異なる業界の方から見れば、信じられないこと
でしょう(ある上場IT会社社長から、そんなのビジネスとは言
えないと馬鹿にされました。苦笑)。もしかして弊社だけがこ
んな薄口銭でやっていて、みなさん、利益を100円/kgも200円
/㎏も取っているのか?
【お知らせ】
8月12日(月)〜2024年8月16日(金)まで、相場情報をお休み
致します。
再開は8月19日を予定しております。
※雑線(ヤード持込):【8月5現在】
【1】ワイヤーハーネス:550円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):530円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):460円前後
【4】雑線B :340-370円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上