8月9日 相場情報

 

お客様各位

【8月9日:‪今朝の状况】

※為替(ドル/円):ドル=134円96銭【‪‪07:00現在】
※N.Y.ダウ: 32,832.54(+29.07)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売: 7835(+4.5)
 ②午後売: 7943

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅: 3.5875(+0.0345)
 ④金: 1786.8(+13.9)

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤原油:90.76(+1.75)

※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
 ①ロンドン午前:1110円
 ②ロンドン午後:1120円
 ③N.Y. : 1120円
 
※ニューヨーク為替引値(円)
      135-135.03(0.03円安-0.03円安)

【8月8日:昨日の状況】

※国内銅建値1110円(8月8日より+20円)

《中国とマレーシア》

※財務省の輸出統計を見ても「日本→マレーシア」の
雑品・雑線輸出が減っているので、マレーシアの解体
業者は国内でする仕事がなくなり、日本に進出して来
ますか?という質問を受けました。
※確かに2018年末に中国が7類(雑品・雑線)の輸入
を禁止した後、中国内で解体をしていた業者は国内で
する仕事がなくなり、こぞって海外に出て行きました。
一部はタイ・マレーシアなど東南アジア、一部は、ス
クラップの発生元日本へ。

※結論を言いますと「マレーシアの解体業者は、日本
に来る業者もいますが、大部分は来ない」となります。
※なぜならマレーシアが雑品・雑線の輸入を“実質”
全く制限しておらず、日本以外の国、例えばアメリカ
からの雑品・雑線を受け入れているからです(アメリ
カからはミックスメタルが多いようです)。

※え?と思われる方がいるのも不思議はありません、
毎月小生がコラムに掲載している、財務省輸出統計を
見ると、銅系スクラップ、日本→マレーシアの輸出統
計は、ここ1年で徐々に減少しているので、てっきり
マレーシアが輸入を制限していると勘違いされている
方が多い。

※詳細は改めて調べて報告しようと思いますが、わざ
わざルール運用を厳格化し輸出させない動きをしてい
るのは本邦だけで、諸外国はマレーシア向けのスクラ
ップ輸出を減らしてはいないようです。 
※マレーシアの解体・選別業者にしてみれば、世界か
らのスクラップ輸入仕入れの内、日本からは僅か一部
なので、日本からの量が減少しても、さほど困らない
のです。
“中国2018年末“と“マレーシア現在“の違いは、金属ス
クラップの輸入を「禁止したか」「禁止していないか」
であり、禁止しない限りは、まあまあ流れ続けるわけ
です。 

おまけ
ヤードに入る荷物を運んで頂く運送会社で、新型コロ
ナ感染が広がり、デリバリーに影響が出始めました。
自宅療養期間や濃厚接触者のルールを、緩和すべきと
強く思います。
経済が回らん!そのことの方が問題です。

※雑線(ヤード持込):【8月8日現在】

【1】ワイヤーハーネス:355円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):330円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):290円前後
【4】雑線B :200-230円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】

以上