9月17日 相場情報

《A国はどこ?下》

【9月17日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=140円93銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:41,622.08(+228.30)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:9216.0(+135.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.213(+0.038)
 ④金:2580.4(-0.9)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤70.09(+1.44)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1350円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1360円

※ニューヨーク為替引値(円)
140.6-140.63(0.22円高-0.22円高)

【9月16日:昨日の状況】
※国内銅建値1330円(9月12日より+20円)

《A国はどこ?下》

※前回コラムの正解。A国はモンゴル国(Mongolia)です。

※モンゴルは内陸国で、地図を見ると一目瞭然ですが、国境
北側の殆どをロシア、南側の殆どを中国と接していて、まる
でサンドイッチのよう大国に挟まれています。
※内陸国である為、海外との取引は輸出入共に、ロシア経由
か、中国経由となりますが、最近ではロシアが国際社会から
制裁を受けている都合、中国経由の取引が多く、中国の天津
港が実質上のメインポートとなります。
※そのため日本へ輸出をしようとしたら、コンテナを首都ウ
ランバートルから中国天津港までをトレーラーで陸送、その
後、船で日本のメインポートに運ぶことになります(日本か
らの輸入の場合逆のルート)。この間早ければ10日間、長く
て2週間〜3週間。

※尚、金属スクラップの輸入も禁止、輸出も禁止(モンゴル
から出すことも許されない)なので、モンゴルにある会社と
の金属スクラップ取引は考えない方がいいです。
※タイやマレーシアなど、海外からの金属スクラップを受け
入れている国があるので誤解されがちですが、そもそも金属
でもプラスチックでも、スクラップ(廃棄物)の状態では一
切、輸入を禁止している国は多いです。
※モンゴルは輸入だけでなく、輸出も禁止されているので、
モンゴル国内で廃棄された金属スクラップは、銅もアルミも、
ステンも鉛も、国内で溶解するしか方法はありません。

※ということで本コラムの読者で、どうしてもモンゴルで金
属スクラップの仕事をしたい方は、モンゴルに住んで、モン
ゴル国内で仕事をするしかありません(そんな人はいないと
思いますが・・・、冬はマイナス40℃になるほど寒いし。)

※さて前回のコラムでプーチンのモンゴル訪問に触れました。
モンゴルは国際刑事裁判所(ICC)加盟国であるため、逮捕
状が出ているプーチンが同国に入国した場合、プーチンを逮
捕する“義務”があります。フレルスフ大統領は自ら空港まで、
プーチンを出迎えに行ってはいかんでしょ!!

※と、皆さんお思いでしょうが、モンゴルは石油製品の90%
をロシアに依存している上、電力の不足分もロシアから購入
している為、プーチンを逮捕などしようものなら、直ぐに電
気を止められてしまいます。
※モンゴルとしてプーチンの不逮捕は、苦肉の策だったと言
えるでしょう。

おまけ:『マッサージ指数』
ビッグマック指数(各国のビックマック価格の比較で、物価
水準を比較する指数:BMI)ならぬ、マッサージ指数を独自
に調査しております。
1時間マッサージ(念のため“普通のマッサージ“)を受けた
場合、現地通貨でどれくらいかかるか?を比べると、現地の
物価、特に人件費の水準がわかります。
ウランバートルでは、1時間50,000Tugriks(トゥグルグ)現
在のレートで2,000円くらいでした。 日本のマッサージの相
場を10分1,000円、1時間6,000円として、モンゴルの人件費
が日本の約3分の1であるとわかります。

※雑線(ヤード持込):【9月17現在】
【1】ワイヤーハーネス:490円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):470円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):400円前後
【4】雑線B 280-310円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上