お客様各位
【9月10日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=109円78銭【07:15現在】
※N.Y.ダウ: 34,879(-151)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9356.5(+100.5)
②午後売: 9361
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.2835(+0.0515)
④金: 1797.4(+6.7)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:68.14(-1.16)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1080円
②ロンドン午後:1080円
③N.Y. : 1090円
※ニューヨーク為替引値(円)
109.7-109.73(0.53円高-0.53円高)
【9月9日:昨日の状況】
※国内銅建値1070円(9月9日より-10円)
《「ダブスタ」続・香港の影響》
※香港で海外からの金属スクラップが、船の積み替え
の際、コンテナ・ヤード(CY)に大量に置きっ放し
になっている話を、昨日書きました。
※原因は、香港→広東省に入る際の通関が7月頃、
急に厳しくなったことで、中国輸入者は「熱りが覚め
る」のを待っている。いずれ解消される(?)
※さてこの一件で、日本国内アルミ系ミックスメタル
(zorba)は、7月以降価格が下がったと聞いて
います。
※これは日本国内でシュレッダーされ出来たミックス
メタルの多くが、中国向けに輸出されていることを
意味します。
※仮に国内発生のミックスメタルが、日本国内の
アルミメーカーで“全量”消費されていれば、香港の
一件で、価格の影響を受けることはありません。
※ここで疑問なのは、日本国内でシュレッダーされ
出来たミックスメタルの内、輸出に向けられていた
荷物は、中国広東省の通関を通らない品質であった
のか?ということ。
※日本であれ中国であれ、アルミメーカーが購入する
基準(いわゆる“炉前材”)にまで、不純物が少なけれ
ば、中国の通関でとやかく言われる筋合はあり
ません。
※つまり、ミックスメタルを扱う日本の業者(破砕
業社・選別業社・商社)は、(A)国内アルミメーカー
向け基準(炉前材)と、(B)中国輸出用基準とで、
不純物基準が二つあった。
ダブスタ(★注)ですね。
※もっと簡単に言うと、(B)輸出用は(それが僅かで
あっても)不純物を取り切らず輸出していた。
※中国に入らないからと言って、全量、日本国内で
消費されないミックスメタルですから、(B)中国輸出
用基準であった荷物は、今後、どこかで(A)基準に
する必要が出てくると思います。
(★注) ダブル・スタンダート(double・
standard)、略してダブスタ。
※雑線(ヤード持込):【9月9日現在】
【1】ワイヤーハーネス:390円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):350円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-240円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上