お客様各位
【9月30日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=111円95銭【07:12現在】
※N.Y.ダウ: 34,391(+91)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9227(-36)
②午後売: 9206
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.2(-0.047)
④金: 1721.5(-14.4)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:74.83(-0.46)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1080円
②ロンドン午後:1080円
③N.Y. : 1090円
※ニューヨーク為替引値(円)
111.96-111.97(0.46円安-0.44円安)
【9月29日:昨日の状況】
※国内銅建値1080円(9月27日より+50円)
《8月:輸出通関統計 銅・真鍮》
※月一恒例、㈱日刊市況通信社の提供、財務省の輸出
通関統計「8月」をお届けします。日本から輸出
される銅・真鍮系スクラップの統計数量です。
【1】合計数量
日本→海外への輸出量総合計は21,238トンで、前月
7月比△2,586トン、でした。6月→7月に激減した
レベルから更に減りました。
※ 昨年11月以降の記録は以下
20年/11月 33,652トン
20年/12月 49,672トン
21年/1月 31,577トン
21年/2月 30,410トン
21年/3月 58,395トン
21年/4月 45,820トン
21年/5月 36,950トン
21年/6月 38,379トン
21年/7月 23,824トン
21年/8月 21,238トン
【2】国別数量上位国。( )は前月比です。
(注:中国は7類=雑品・雑線は輸入禁止。付き物
のないクリーンな物のみの統計)
1位/中国:13,966(△1,418)
2位/マレーシア:3,554 (△408)
3位/タイ:845(△124)
4位/韓国:799(△53)
5位/台湾:669(△268)
6位/香港:618(△729)
7位/フィリピン:520(+330)
※【1】合計数量の推移を見ると一目瞭然で、7月、
8月は同じくらいの低水準。
通関問題のない中国向けも春節の影響があった1、2
月より少なく、明らかな“国内発生薄”だと分かり
ます。
※雑線・雑品の輸出に関しては、(1)マレーシア
の(a)ロックダウン(b)輸入通関トラブル(シップ
バック問題)の影響に加えて、7月からの(2)日本
の輸出通関厳格化の影響が続いてます。
※その影響を見る為、①中国向けと②マレーシア向け
数量の7月前後で比較してみます。
《 中 国 》
6月21,793→8月13,966 (36%減)
《マレーシア》
6月 8,378→8月 3,554(58%減)
発生薄だけでは説明つかないほどマレーシア向けが
減少しており、日本の通関を警戒して、輸出者が輸出
量を減らしていると予想できます。
※雑線(ヤード持込):【9月29日現在】
【1】ワイヤーハーネス:390円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):350円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-240円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上